骨粗鬆症ってどんな病気?

  最近、骨粗鬆症について耳にする事が多くなって

きたと思いますが、どんな病気かご存知でしょうか?

 

骨粗鬆症とは

骨の量が減って骨が弱くなり、骨折しやすい状態になってしまう病気です。

一般的に自覚症状はないと言われておりますが

身長が縮んでしまったり、前屈み姿勢になるなど姿勢に現れてきます。

現在は高齢化が進み、増加傾向になっており

特に閉経後の女性に多いと言われております。

なぜ閉経後に多いのでしょうか?

骨は「骨を作る役割」と「骨を壊す役割」があります。

エストロゲンという女性ホルモンは骨を作る役割の一つで、閉経してしまうと

エストロゲンが減少して、急激に骨の量が減り、骨密度が減少してしまうからです。

 

骨粗鬆症の予防や進行を防ぐ方法はないの?

あります!

予防や進行を防ぐ為には、

「食事」「運動」「薬」があります!

「食事」

カルシウムだけを摂取したらいいと思っていませんか?

カルシウムのみだとカルシウムの吸収量は少ないのです。

カルシウムと一緒にビタミンDを摂取することで

カルシウムの吸収量が上がります!

他にもタンパク質・ビタミンKなどバランスよく摂取する必要があります。

カルシウム

一度に摂取するより、毎日欠かさず摂取する方が効果的です。

乳製品・お魚など

 

ビタミンD

カルシウムの吸収を助けます。

お魚・干し椎茸など

タンパク質

骨の半分はタンパク質で作られており

骨を作る材料になります。

お肉・大豆・乳製品など

ビタミンK

骨を作る作用を促して、骨を壊す作用を抑える役割があります。

ブロッコリー・小松菜・大豆など

 

「運動」

外で散歩するのが効果的と言われております。

日光を浴びるとビタミンDが作られます。

又運動は骨に刺激を与え、骨を強くする働きもあります。

毎日の運動を心がけていきましょう!

「薬」

骨を作る作用を促し、骨を壊す作用を抑えて

骨の量を増やします。

 

当院では

骨密度測定が可能で即日結果を知ることができます。

 

又、骨粗鬆症の治療薬として錠剤や注射、点滴など

患者さんの状態に合わせた様々な方法がございますのでお気軽にご相談ください。