CT・エコー

CTとは
当院では幅広い精査が可能です。
CTとはComputed Tomography の略で、コンピュータ断層撮影といいます。人体に多方向からX線を照射し、体から通り抜けてきたX線を検出器で読み取り、得られたデータをコンピュータで計算し画像にします。
3D画像を作ることもでき当院では作成に適したCTを採用しています。検出器が多数ある為従来のCTに比べて、撮影時間を短縮することが可能で被曝線量を少なくすることが可能です。
当院ではマルチスライスCTを採⽤しており、幅広い精査が可能です。
当院の検査機器に関して
幅広い疾患(頭頸部・胸部・腹部・四肢など)に対しての精査や診断が可能です。
検出器が多数ある為従来のCTに比べて撮影時間を短縮することが可能で、被曝線量を少なくすることができます。
CT
CT検査時間
検査時間は撮影する部位、造影の有無によってかわりますが、5分から30分程度です。
着替えに関して
胸部や腹部の撮影において、必要に応じて検査着に着替えていただく場合があります。
検査部位にある金属類など(以下のようなもの)は検査の妨げになりますので取り外していただきます。
  • 頭頸部:ヘアピン、イヤリング、ピアス、眼鏡など
  • 胸腹部:ネックレス、ブラジャー、ボタン、ファスナー、プリントなどのついた衣類 ・ 使い捨てカイロ、湿布、エレキバンなど
⾷事制限に関して
撮影部位に応じて、検査当日のお食事を控えて頂く場合がございます。
主に腹部の検査や造影検査の場合となります。
主な検査内容
    • 頭部
脳梗塞・脳腫瘍・脳出血など
    • 胸部
胸部 肺癌・肺炎・肺気腫など
    • 腹部
肝臓・胆嚢・膵臓・腎臓など
    • その他
各部位造影・胃3D・大腸3D・DIC(胆嚢、胆道造影)・DIP(腎盂尿管造影)・鼠径部・臀部(肛門周囲)・骨折3D・皮下組織の腫瘍など
マルチスライスCT
CT検査の流れ
件数の多い胸部や腹部で説明させて頂きます。
01.
ベッドに仰向けに寝て頂き、両手をバンザイの状態で体の上に挙げて頂きます。
(手を挙げにくい方はご相談下さい。)
流れ01
02.
撮影するための位置を合わせて行きます。機械の中に入っていきます。
(当院では閉所恐怖症の方の為に足から機器に入り、顔部分が入らないような工夫をしております。)
03.
撮影開始です。2回ほど10数秒程度の息止め指示があります。
04.
撮影終了です。ベッドが下に下がるまでお待ちください。
造影CT検査
当院では造影 CT 検査での精査も実施しております。
造影剤を注射して行う検査です。
造影剤を使用することにより、病変の存在、形態や性状などがより詳細に描出されます。
上記の検査手順に加え造影剤の注入及び撮影回数が増えます。
超⾳波検査(エコー検査)とは
CTとの併⽤で、病気を取りこぼさない
的確な診断を⽬指します。
超音波検査は、高周波の超音波(人間の耳には聞こえない音)を使用し体の内部を描出し病気の有無を調べる検査です。
検査する部位にゼリーを塗り、プローブという機械をあてます。調べたいところをリアルタイムで、観察していくので気になるところを念入りに診ることが可能です。
超音波検査は、優れた画像検査ですが、骨や空気を透過できないという欠点があります。
当院ではCTと併用して病気の取りこぼしの無い的確な診断を目指します。
CTとの併⽤で、病気を取りこぼさない的確な診断を⽬指します。
当院の検査機器に関して
超⾳波画像診断機器
当院では、超音波画像診断機器を導入致しました。
ハイエンドな機器による病気の詳細な情報を得ることが可能になりました。
    • 肝硬度測定
肝臓の固さが数値として表れます。B型・C型肝炎、アルコール性肝炎、非アルコール性肝炎など肝硬変のリスクがある患者さんに最適です。
    • ドップラー
一般的なカラードップラー・パワードップラーに加えSMIという高感度のドップラーを搭載しております。
腫瘍や組織の微細な血流評価が可能です。
日本超音波医学会認定 超音波検査士(消化器領域)が検査致します。
超⾳波検査(エコー検査)時間
検査時間は撮影する部位によってかわりますが、15分前後です。
⾷事制限に関して
腹部に関しては、検査当日のお食事を控えて頂く必要がございます。
主な検査内容
    • 頸動脈エコー
頸動脈と全身の血管は深い関係にあると言われています。
血管内プラークの有無・血管の厚み・血流状態を評価していきます。
    • 腹部エコー
主に肝臓・胆嚢・膵臓・腎臓などを診ていきます。
    • 腹部
肝臓・胆嚢・膵臓・腎臓など
必要に応じて胃・大腸や小腸なども確認していきます。
    • その他
甲状腺、下肢動静脈、乳腺、表在など。
超⾳波検査(エコー検査)の流れ
特に検査数の多い腹部の場合で説明させて頂きます。
01.
コートなどの上着がある場合は脱いで頂き、ベッドの仰向けで寝て頂きます。
直接お腹が出るように服を動かして頂きます。
流れ01
02.
ゼリーをお腹に付けプローブという機械をお腹にあてていきます。
さまざまなお腹の臓器(肝臓・胆嚢・膵臓・腎臓など)をチェックしていきます。
03.
息止めのお願いをしたり、体の向きを変えたりして観察していきます。
04.
一通り観察が終わりましたら検査終了となります。
腹部CTと腹部エコーの併⽤に関して
CT・エコーにはそれぞれ描出することが得意な臓器や病気、苦手な臓器や病気があります。
例えば、胆石の種類によってはCTでは全く写りませんが、エコーでははっきり写るものがあります。エコーでは膵臓の一部がガスで診えない事が多いですがCTでは全体像をしっかり捉える事が可能です。
当院では必要に応じて腹部CTと腹部エコーを組み合わせる事により、精度の高い検査を目指しております。
腹部CTと腹部エコーの併⽤に関して